塗りブキがつまらなくなった理由①

※本記事はLoLやOWの経験者向けです。

 

1.塗りブキは本来ファーム*1系チャンプ*2だった

スプラトゥーンには塗りブキというカテゴリがある。特徴は以下の通り。

  • 塗り進み(プッシュ)が速い
  • スペシャル(ウルト)が早く上がる
  • メイン(AA)の火力が低い

故に、基本戦術は『ウルトをファームしてエンゲージ*3する』である。これは、『ウルトがないときは交戦を避ける』とほぼ同義である。僕がこの説を推す根拠は以下の動画である。

【Splatoon】ブキ別立ち回り指南映像「わかばシューター」 - YouTube

ただし攻撃力が高くないため交戦は苦手

できる限り相手に見つからないように立ち回ることが重要

スペシャルが溜まったら最前線に踏み込み「バリア」発動

仲間にもバリアを伝達し戦況を一気に有利に

 

【Splatoon】ブキ別立ち回り指南映像「プロモデラーMG」 - YouTube

射程の短さを「サブ」と「スペシャル」でカバーするのが有効

塗り性能を活かせばスペシャルゲージが素早くたまる

「スーパーショット」で相手をけちらせ!

これらはスプラトゥーン1の公式動画である。つまり、塗りブキの根底のデザインになっているはずである。しかし、スプラトゥーン3においてはこの戦術がとても取りづらくなっている。

 

 

2.塗りブキの構造的欠陥

例えば、わかばシューターはウルトが変わった。

ウルトをファームしても、エンゲージできないのである。原因はウルトに以下の変更が加えられたためである。

  •  自己付与から定点設置になった
  • 発生が遅くなった

足元定点設置なので、自己強化してエンゲージという動きができない。また、発生が遅いためエンゲージしてから発動では間に合わないことがとても多い。発動できたとしても敵が引く判断をすれば追いかけることができない。

LoLやOWの経験者なら、『ポーク*4すればいいじゃん』と思うかもしれないが、それはできない。このチャンプはメレー*5なのである。あろうことか、スプラ3開発はメレーにディスエンゲージ*6ウルトを付けたのである。

上で説明した通り、塗りブキはウルトを上げないと交戦できない。しかし、デザインに欠陥があるためウルトがあるときもエンゲージできなくなってしまったのである。エンゲージのできないメレーチャンプにキャリーなどできるわけがない。PvPにおいて、キャリーのできないキャラを誰が使うだろうか。

‪個人的には、わかばエナジースタンドをつけて欲しかった。

 

つづき塗りブキがつまらなくなった理由② - damarenaiの日記

*1:スプラではウルトを溜めること

*2:チャンピオン。キャラのこと

*3:接近戦をしかけること

*4:中遠距離攻撃

*5:近距離攻撃。ここでは近距離メインのキャラのこと。

*6:敵のエンゲージを拒否すること